ファムの人形物語

本気と無心

この前伺ったばかりの、つげ櫛職人の広島政夫さんを再訪。

つげ櫛
ルージュ(ネオブライス/ルージュノワール)

私にはわかっていたのよ。 ママが好きな所を1回で済む訳がないって事。

この前伺った時に見せていただいた、広島さんの代名詞とも言える1センチに13本歯の「夢の櫛」の中に、木目が気になるお品があったんですって。
あれも頂戴すれば良かったと…。

その他に、櫛歯が1センチに11本あって、長さが5寸くらいの櫛が欲しい…なんて、ママ贅沢しすぎじゃない?

もちろん電話で予約して伺いました。

広島さんのつげ櫛

この日は他に3組4名のお客様がいらして、大賑わい。
広島さんの櫛を求めてわざわざいらした方ばかりなので、みんなでわいわい言いながら、色々な櫛を試させていただきました。

広島さんがチャレンジした超極細歯の数々が入った、貴重な額も見せていただきました。

残念ながらママがこの前見た櫛は売れてしまっていました。
この前6本在庫があった「夢の櫛」は、わずか数日で半分の本数になっていました。

つげ櫛

どうしようかなぁ?と思案顔のママだったけど、「夢の櫛」より長い平安時代の復元櫛の13本歯を髪に当てたら、なんて梳き心地がいい!
即座にこれを頂く事を決めてしまったのよ。

つげ櫛

ママの髪の長さには、櫛の長さがあった方が使いやすいのよね。

つげ櫛

そして、広島さんの最高傑作の櫛の一つ、5寸11本櫛歯の東利休櫛も頂戴しました。

つげ櫛

何て美しい櫛かしら。 日本女性で良かったと心から感じるお品です。

つげ櫛

お土産に頂戴した櫛を含めて、今回我が家に持ち帰った櫛たち。

上から3本は、11本歯、8本、13本の順です。

つげ櫛

今まで使っていた櫛と並べてみました。 上からよのやさんの5本歯、6本、そして広島さんの8本歯です。
8本でもこの細かさ。 普通に使うなら、もうちょっと荒い櫛と、これで十分かもしれません。
上の2本のような飴色になるには、15~6年使い続けないといけませんね。

広島政夫さん

広島さんは約200年続くつげ櫛職人のお家の7代目。
戦火でそれまでの柳橋の居を焼け出され、親戚の縁を頼って大宮に移住されたそうです。

現在82歳でありながら、年齢を感じさせない若々しさは、お仕事に向かうエネルギーから来るものでしょう。

お座りになっている頭上に、「本気」と描いた書が掛けてありました。
心にしみる言葉です。

今櫛を作る時は、無心の境地だそうです。 どんな櫛でも思い通りに出来る。 楽しくて、楽しくて仕方ないとおっしゃっていらっしゃいました。
きっとまだまだチャレンジなさる事でしょう。

明日15日、テレビ東京のお昼の番組「昼めし旅」に出演されるようです。
今まで色々な取材をお断り続けていらしたそうですが、あまりにつげ櫛の事がきちんと伝わっていないので、今年は色々出るよとおっしゃってました。

2回に亘って沢山頂戴して、ママは大満足。 櫛屋さんが開けるみたいだわ。

私も自慢したい話があるの。
それは、また後日ご披露するわ。

私達は明日、テレビの放映時間に用事があって、見られないの。
みなさん、是非ご覧になって下さいね。


※写真撮影及びブログとインスタグラムへの掲載については、広島政夫さんのご了承を頂いております。





















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