ファムの人形物語

ミニチュアのつげ櫛

つげ櫛職人の広島政夫さんを2度目にお訪ねした時も、私はママに付いて行ったわ。
だって、私だって欲しい物があったのよ。

つげ櫛
ルージュ(ネオブライス/ルージュノワール)

最初にお訪ねした時に、ママはお仕事のお話も広島さんにしたの。
その時に、私をモデルに、広島さんが作ったミニチュアの櫛を挿したのね。

つげ櫛

広島さんが育った街は柳橋。 粋な芸者さんたちがいた所でしょう?

お湯屋の帰りに、洗い髪にこんな風に櫛を挿す事もあったんじゃないかしら?

ママと広島さんが話す横で、お姉様は目を細めて私を見ていたわ。

つげ櫛

髪に横挿しにした櫛は、皇室のおすべらかしを結う時に使う櫛らしい。

解かし櫛だって、本式よ。 この櫛で髪を梳いたら、女っぷりが上がるってものじゃない?

つげ櫛

今まで私が使っていたつげ櫛は、国産のつげ材ではなかったの。
それを知って、広島さんが「これを使ってごらん。」て、この櫛を私に…。

わぁ! ブライスの中で広島さんの櫛を使って髪を結う子なんて、私くらいじゃない?
天にも上る心地だったわ。

つげ櫛

ママも素晴らしい櫛が色々揃って大満足。

広島さんとずいぶん話が弾んでいたわね。

つげ櫛

ママの櫛と私の。

ママのは上から1センチに16本歯と、13本。

私のも、普通の櫛と比べたら、うんと細かい歯なのよ。

私もこの櫛を使うからには、粋な女にならなくちゃ。
粋とエレガンスを目指すには、もっともっと内面を磨かなくちゃね。





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