ファムの人形物語

ひいな

ママが小さな箱を笑顔で見ている。

鬘人形
マユ(ミディブライス/コンテッサ・マルゲリータ)

箱の表に、英語で「三つ鬘がある鬘人形」と書いてある。

鬘人形

MADE IN JAPAN と書いてある事から、このお人形が外人さん向けに作られた事がわかるわ。
日本の玩具が盛んに海外に輸出された、大正から昭和初め位の品じゃないかしら。

鬘人形(鬘着せ替え人形)は、豆市松と鬘が入っているのが普通だけど、このセットは珍しく、鏡台やお針箱、提灯や春駒(馬の乗り物)も入っている。

鬘人形

蓋の裏側には、それぞれの髪型の説明が付いているわ。

高島田、手古舞、下地髷の説明がされているのだけれど、高島田は私もわかるけど、あと二つは知らないわ。

調べたらね、手古舞はお祭りの時に、芸妓さんが男装をして木遣りを歌ってお神輿の先導をする時の舞の事らしいわ。
付いている黒骨の扇は、この扮装の時の小道具らしい。

そして、下地髷は、踊りのお師匠さんや、歌舞伎役者さんが結った髪型。

こうした日本髪の事は、私たち日本人もわからなくなってしまうわね。

鬘人形

このセットがすごいのは、こんなに小さくても、鏡台やお針箱の引き出しが全部開くの。

提灯行列は、このお人形が作られた当時は、祝賀の行事の時には必ずと言っていいほど行われたのよね。
このお人形の提灯はセルロイドで出来ているわ。

鬘人形

小さな豆市松。 お顔はお雛様の五人囃子みたいね。 でもきれいなお顔をしているわ。

小さなお人形は子供や女性はどの時代でも、どの国の人でも大好き。
ビスクドールの世界では、やはり小さなお人形 ミニョネットがあるわよね。
ポケットサイズのお人形は子供の宝物。

今年の我が家のお雛様は、この子を囲んで祝いましょう。




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